■ルアーの補修のやり方■
まず、作業を安全に行う為に下記をお読み下さい。
●作業の部屋は風通しが良い場所で行って下さい。
●有機ガスが発生するので家の中での作業は避けて下さい。
●体質的に溶剤が合わない方は作業をしないで下さい。
●有機防毒マスクを必ずして下さい。
●湿度が高い日は作業を出来るだけ控えてください。塗料が一気に劣化します。
●火気に注意して下さい。タバコの火などは引火や着火の可能性がございます。
■作業手順■
@乾燥
ご使用のルアーで補修が必要なルアーを真水でよく洗います。その時、長時間水に漬けないで下さい。
キズ口から水がしみこんでしまいます。その後、2週間陰干しで良く乾燥させて下さい。
(冬季など温度が低い時は、暖かい部屋で乾燥させて下さい)
乾燥していない状態で作業を進めますと後々トラブルの原因となります。
A研磨
コーティングは従来、密着を良くするためにサンドペーパーで塗装表面を荒らしてコーティングを行います。
より密着を高める為に耐水ペーパーの♯400以下で研磨した後、コーティングすると密着が
強固になります。
補修を簡単にしたいとお考えの場合は研磨なしにコーティングを行ってください。
アルミ貼りルアーの場合、コーティングの剥がれがアルミ箔まで入っている場合はサンドペーパーをかけると
アルミ箔の表面を傷つけますのでそのまま研磨せずにコーティングを行ってください。
Bコーティング
補修キットに付いている筆を使い傷やコーティングが剥がれた箇所に薄く塗ります。
一気に厚く塗るとタレの原因となります。
乾燥しましたら(気温20度くらいですと3時間位で乾燥します)再びコーティングを行います。
塗る回数ですが、剥がれたコーティングの量と同じくらいになるまでコーティングの
厚みを見ながら行ってください。コーティングの剥がれがアルミ箔まで入っている場合は8〜12回の
コーティング回数となります。
補修の必要なルアーは表面のコーティングが剥がれたり、ボディーに魚の歯などで穴が開いたものです。
ボディーをもっと強くしようとして従来以上のコーティングをルアーに乗せるとバランスを
崩しますのでご注意下さい。
■コーティング時のご注意■
ルアーのコーティングが捲れた箇所に、最初、コーティングが乗っていただろうと
予想される分量を塗って下さい。塗り過ぎるとルアーのバランスが狂います。
C乾燥
陰干しで三日間以上乾燥させてください。乾燥が不十分でタックルボックスに入れると
他のルアーに引っ付いてしまいます。
■ルアー補修キットのお求めは■
※補修キットは現在、販売を休止しています。
カーペンタールアー補修キットはカーペンター製品取扱店様にてお求めください。
釣具店に売っている ルアー用のウレタン塗料でも代用が出来ます。
その他の塗料での補修は向きません。
カーペンター ルアー補修キット
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